現場は毎日、想定外だ。それでもこの仕事が好きな理由
昨日、ちょっとしたことで反省した。
大須の店舗を夕方に見回りしていたとき、あるキャストが接客中にかすかに顔が強張っているのに気づいた。お客さんとのやり取りで困っているような、そんな表情。でも彼女はにこやかに場を収めていた。
あとで「大丈夫だった?」と声をかけたら、「実は少し困ったんですけど、どう返せばいいか分からなくて」と教えてくれた。
そのとき思ったのは、「マニュアルが足りないんじゃない。声をかけやすい空気が足りなかったんだ」ということ。
もし彼女がその場で誰かに相談できる仕組みがあれば、一人で抱えずに済んだはずだ。それは経営者である自分の課題だ。反省した。
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よく「コンカフェって毎日楽しそうですね」と言われる。確かに楽しい。でも現場は毎日、何かしら起きる。
今週だけでも、突然スタッフが体調不良で入れなくなってシフトを組み直したり、備品の発注が遅れて朝イチで走り回ったり。こういう地味なことが積み重なって、一日が終わる。
それでも不思議と「しんどい」より「やっぱり現場っていいな」と思うことの方が多い。
今日はなぜそう感じるのか、ちゃんと言語化してみたかった。
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うちのキャストたちは、本当によく動く。
自分が見ていない場面でも、お客さんが困っていれば声をかけているし、後輩のキャストが迷っているときは自然とフォローしている。誰かに指示されたわけじゃない。
それを見ると、「この人たちのために、ちゃんとした箱を作らないとな」という気持ちになる。
稼げるお店より、辞めたくないお店を作りたい。これは開業した頃からずっと言っていることだけど、実際にやろうとすると難しい。給与体系の話だけじゃなく、雰囲気、コミュニケーションの設計、何かあったときの逃げ道の確保。そういう細かいことが全部つながっている。
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今日気づいたことを、もう少し正直に書いておく。
自分は現場に入りすぎると逆に迷惑をかけることがある。自分がいると「社長がいる」という空気が生まれて、キャストが少し緊張する。だから意識的に距離を取ることも必要だと思っている。
「自分がいなくても回る構造を作ること」が経営者の仕事だと考えているので、自分が全部把握しようとしない方がいい。それは分かっている。でも気になってしまう。この癖はなかなか抜けない。
昨日のキャストの件も、結果的に彼女自身が対処できていた。でも気になった。多分これはずっと続く。
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現場って、正直すごく地味だ。華やかに見えるけど、日々の積み重ねはほとんど地味な判断の連続だ。
それでもやっぱり、現場が好きだ。キャストたちが笑っているのを遠くから見ているときの、あの感覚がある限り、やめられない気がしている。

