「任せる」って、実は一番難しいやつだと気づいた話
最近、つくづく思うことがある。
経営者の仕事は「やること」じゃなくて「手放すこと」なんだと。
わかってた、つもりだった。
でも全然わかってなかった。
先日、SUGAR&SPICEのスタッフが自分たちで新しいイベントの企画を立ち上げてきた。
細かい段取りも、告知の文面も、動線の設計も、ぜんぶ自分たちで考えてきた。
正直、最初に見たとき「あ、ここもう少し詰めたほうがいいな」って思った部分が何箇所かあった。
手を入れたくなった。
でも、ぐっとこらえた。
結果、イベントは大成功だった。
お客さんも喜んでくれて、キャストも達成感に満ちた顔をしていた。
あのとき口を出してたら、どうなってたかな。
彼女たちの「やりきった感」は生まれなかったと思う。
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僕がずっと心のどこかで持ってた勘違いがあって。
「自分がいなくても回る仕組みを作る」って言葉、以前から大事にしてるんだけど。
それを「仕組みを整備すること」だと思い込んでた。
マニュアルを作る。ルールを整える。シフトを組む。
そういうハード面ばかり意識してた。
でも本当の「仕組みを作る」って、もっと人に関係する話なんだよな。
「この人たちが自分で判断できる環境を作る」こと。
失敗しても責められない空気を作る。
提案が通る経験を積み重ねてもらう。
そっちの方がよっぽど大事だった。
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3店舗それぞれに、頼れるスタッフやキャストがいてくれている。
Mimiにも、ユメヲカケル!にも、それぞれ違う個性があって、違う空気がある。
その違いが生まれてるのは、僕が設計したからじゃなくて、現場にいる人たちが育ててきたからだ、と最近気づいた。
僕がいる意味って、そこじゃないんだよ。
方向性を示して、守る壁になって、あとは信じること。
それだけでいい、というか、それしかできないのかもしれない。
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42歳で今更こんなこと気づくのかよ、って自分でも思う。
製造業で20年以上やってきたのに、人の育て方についてはまだ学び途中だ。
失敗もある。
任せたつもりが、実は細かく口出ししてて、スタッフが萎縮してたこともある。
それを後から本人に言われて、かなり凹んだ。
でも言ってもらえてよかった、とも思う。
そういう場所でありたいから、うちの店は。
経営者が「完璧にやってる」ふりをしてても、現場には全部バレてる。
だったら、素直に悩んで、素直に変わる方がよっぽどいい。
今日も、どこかで誰かが僕なしで何かを動かしてくれてると思う。
それが正直、一番うれしい。

