「任せる」と「放置する」の違いを痛感した1週間
最近、マネジメントで大きな気づきがありました。それは「任せる」と「放置する」は全く別物だということです。
先週、新しく入ったキャストさんのシフト管理を店長に完全に委ねていたんですが、実はその子が一人で悩んでいることに気づかず、結果的に辞めてしまうことになりました。私は「任せている」つもりでしたが、振り返ってみると単なる「放置」だったんです。
製造業時代は、部下に仕事を任せるといっても定期的な進捗確認や方向性の調整は当たり前でした。でもコンカフェの現場では、キャストさん一人ひとりの心の動きや小さな変化を見逃すと、取り返しのつかないことになる。それなのに、忙しさを理由に店長に丸投げしていた自分が情けなくて。
翌日から、3店舗すべてで「15分ミーティング」を始めました。朝の開店前に、店長と必ず顔を合わせて「今日気になることは?」「昨日のキャストさんの様子はどうだった?」を共有する時間です。
始めてみると驚くほど細かい情報が入ってくるんです。「Aちゃんが最近お客さんとの距離感で悩んでる」「Bちゃんが学校との両立で疲れ気味」「Cちゃんが新しい接客スタイルにチャレンジしたがってる」とか。
昨日もMimiの店長から「新人のDちゃんが、お客さんに話しかけるタイミングがわからなくて固まっちゃってる」という報告がありました。すぐに私も現場に入って、一緒に接客しながらコツを教えることができました。彼女の安堵した表情を見て、改めて「任せる」の本当の意味を理解した気がします。
任せるというのは、責任を丸投げすることじゃない。相手が最大限の力を発揮できるように環境を整え、必要な時にはすぐサポートできる体制を作ることなんですね。
特にうちの業界は、キャストさんの心理的安全性が何より大切。お客さんに笑顔で接してもらうためには、まず働く環境で安心してもらわないといけません。そのためには経営者である私が現場の空気を肌で感じ続けることが不可欠だと痛感しました。
最近は大須の商店街を歩いていても、他の店舗の様子や街の雰囲気の変化により敏感になりました。ランチで入った定食屋の店主さんとの何気ない会話からも、お客さんとの距離感について学ぶことがあります。
経営って、結局は人と人との関係性なんだなと改めて思います。キャストさん、お客さん、そして地域の皆さん。みんなが笑顔でいられる場所を作るために、まずは私自身がもっと現場に近いところで、みんなの声に耳を傾けていきたいと思います。

