コンカフェって本当に「居場所」になれてる?僕らが問い直すべきこと
コンカフェ経営を始めて5年。最近、同業者の方とよく話すテーマがあります。「僕らの店は、本当にお客さんの居場所になれているんだろうか?」
先日、SUGAR&SPICEで印象的な場面がありました。常連のお客さんが「今日、会社で嫌なことがあって。でもここに来たら元気になった」とキャストさんに話していたんです。キャストさんも真剣に聞いて、自然な笑顔で応えている。その瞬間を見て、改めて考えました。
僕らの業界は「癒し」や「居場所」という言葉をよく使います。でも実際はどうでしょう?売上を追いかけるあまり、お客さんを数字としか見なくなっていませんか?キャストさんに「もっと愛想よく」「もっと話しかけて」とプレッシャーをかけていませんか?
正直に言います。僕も迷うことがあります。経営者として数字は気になる。でも、無理やり作られた笑顔や、演技っぽい接客では本当の居場所にはならない。お客さんも敏感です。作り物は見抜かれます。
Mimiやユメヲカケル!でも同じです。キャストさんが自然体でいられる環境を作れているか?お客さんが本当にリラックスできているか?常に問い直しています。
「居場所」って、安心感から生まれるものだと思うんです。キャストさんが安心して働けて、お客さんが安心して過ごせる。その両方があって初めて成り立つ。どちらか一方だけでは、結局続きません。
同業者の皆さんに聞きてみたいです。あなたの店で働くキャストさんは、本当に楽しそうですか?お客さんは、心から笑っていますか?
僕自身、まだまだ完璧ではありません。キャストさんに無理をさせてしまった日もある。お客さんに満足してもらえなかった時もある。でも、そのたびに「本当の居場所って何だろう?」と考え直しています。
大須という街で3店舗を運営させてもらって感じるのは、お客さんもキャストさんも「本物」を求めているということ。表面的な可愛らしさや華やかさではなく、人としての温かさや安心感。
答えは一つではないと思います。でも、この問いを持ち続けることが大切な気がしています。売上も大事。でも、その先にある「人と人のつながり」を忘れたら、僕らは何のためにこの仕事をしているんでしょうか?
今日も3店舗のキャストさんたちが、お客さんと向き合っています。僕は舞台裏から、その空間が本当の居場所になるよう支えていきたい。完璧じゃなくても、誠実でありたいです。

