2026.07.21

今日もどこかで誰かが泣きそうになってた、それが現場だ

現場って、きれいじゃない。毎日何かしら起きる。

今日は大須の3店舗をぐるっと回った。正直、どこも「ちょっとしたこと」が積み重なっていた日だった。

昼過ぎにSUGAR&SPICEに顔を出したら、ホールのキャストがひとり、バックヤードで静かに泣いていた。聞いたら、お客さんに言われた言葉がずっと頭から離れなかったらしい。悪意があったかどうかはわからない。でも刺さった。それだけのことだ。

声をかけながら、自分は何もうまいこと言えなかった。「大丈夫?」って聞いて、少し話を聞いて、それだけ。ヒーローみたいに問題を解決したわけじゃない。ただそこにいた。それしかできなかった。

こういう瞬間、経営者として何をすべきかって正解はないと思っている。仕組みで守れることと、仕組みじゃ守れないことがある。人の心は後者だ。

Mimiでは今日、新しいキャストが初めてのフロア業務に入った。緊張してたのが遠くから見てもわかった。声が少し上ずってて、動線も迷子になってた。でも接客は丁寧だった。真面目さが伝わる子だった。

ベテランのキャストがさりげなくフォローしていた。誰かに言われたわけじゃなく、自然に。これを見たとき、「ああ、この店は育ってるな」と思った。僕がいなくても動いてる。それが一番うれしいことだったりする。

ユメヲカケル!では夕方、小さなトラブルがあった。予約の行き違いで、席の調整が必要になった。現場のスタッフが対応してくれたけど、後で話を聞いたら「めちゃくちゃ焦りました」と言っていた。でもお客さんには気持ちよく帰ってもらえたらしい。焦っていても、ちゃんとやり切った。それでいい。

1日3店舗回ると、それぞれの「空気」の違いがよくわかる。お客さんの層も違う。キャストの個性も違う。同じ名前で同じブランドでも、全然違う場所だ。それが面白いし、それが難しい。

経営者がやることって、結局「仕組みを作ること」だと思ってる。でも今日みたいな日は、仕組みの話より先に「ちゃんとそこにいること」が必要な場面ばかりだった。

キャストが辞めたくないと思える店を作りたい。それは最初から変わらない目標だ。でもそのために何が必要かは、こういう現場の一日一日でしか学べない気がしている。

今日は疲れた。でも悪い日じゃなかった。それが正直なところだ。