現場で起きた小さなことが、たぶん一番大事なことだと思う話
昨日、Mimiで小さな出来事があった。それが妙に頭から離れなくて、今日のブログに書くことにした。
夕方のシフト交代の時間帯。ひとりのキャストが、前のシフトで対応しきれなかったお客さんのことを、次のキャストにメモで引き継いでいた。「このお客さん、今日少し元気なさそうだったから、声かけてあげてほしい」って。
誰かに言われたわけじゃない。マニュアルにも書いていない。でも、ごく自然にやっていた。
それを横から見ていて、正直ちょっとグッときた。42歳のおじさんが、こっそり。
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自分は現場に毎日いるタイプの経営者じゃない。むしろ、自分がいなくても回る構造を作ることが仕事だと思っている。だから普段は裏側にいることが多い。仕組みや採用、スタッフが働きやすい環境を整える方に時間を使っている。
でも、時々こうして現場に出ると気づくことがある。「仕組み」では作れないものが、確実に存在するということ。
あのメモは、仕組みじゃない。その子の人柄だ。
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SUGAR&SPICEを開業したのが2021年。今はMimiもユメヲカケル!も動いていて、それぞれに個性が出てきた。「順調に成長している」と言われることもある。でも正直なところ、うまくいっていることと、うまくできていることは別だと思っている。
キャストが辞めていくたびに、自分の何かが足りなかったんだろうと考える。給与や労働環境だけじゃなくて、もっと見えにくい何か。「ここで働いていてよかった」と思えるかどうかって、数字じゃ測れない。
昨日のあのメモを見て、「ああ、この子はまだここにいてくれるんだな」と思った。変な言い方だけど、それが一番嬉しかった。
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お客さんの話もしておきたい。
最近、「いつもありがとう」って言いに来てくれる常連さんが増えてきた。キャストに、じゃなくて、「お店に」。それって、すごいことだと思う。
好かれる店より、信頼される店を作りたいと言い続けてきた。信頼ってたぶん、派手なイベントや話題性じゃなくて、日常の積み重ねでしかできないものだ。昨日みたいな、誰も見ていないところでの引き継ぎメモとか、そういうものが積み上がって、お店の空気になっていくんだろうと思う。
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今日は特にきれいな結論はない。ただ、現場に出ると毎回、自分が作った仕組みじゃなくて、人が店を作っているんだなと実感する。
それが誇らしくて、ちょっと悔しくて、もっとちゃんとしなきゃなと思う。そういう気持ちを、忘れないうちに書いておきたかった。

