現場は毎日、想定外だ。それでも好きでいられる理由
昨日、また予想外のことが起きた。
Mimiのオープン直前、キャストの一人が「今日、ちょっと自信なくて」とこっそり言いに来た。
理由を聞いたら、前日に接客でうまくいかないことがあって、引きずっているらしい。
正直、開店10分前にそれを言われても、という気持ちは少しあった。でも同時に「言いに来てくれてよかった」とも思った。
抱えたまま笑顔を作り続ける方が、よっぽどしんどい。
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「完璧にやろうとしなくていい。今日は6割でいい」
そう言ったら、ちょっとだけ肩が下がった気がした。
こういう会話ができる現場を作りたいと、ずっと思ってきた。
コンカフェってご存じない方に説明すると、キャストと呼ばれるスタッフがお客さんと会話を楽しんだり、ドリンクを提供したりする、いわゆるコンセプトカフェのことだ。
接客が仕事の核にある分、メンタルの状態がダイレクトに出る仕事でもある。
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SUGAR&SPICEを開業したのが2021年。あれから5年近く経って、今は3店舗を運営している。
店が増えれば増えるほど、自分の目の届かない場所が増えていく。
そこが正直、一番怖い部分だ。
昨日みたいに「言いに来てくれる子」がいる店と、「言えない空気がある店」では全然違う。
店長に任せているから大丈夫、ではなくて、任せている分だけ「言える文化」を意識して作っていかないといけない。
まだ完璧にはできていない。正直に言う。
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7月に入ってから、ユメヲカケル!では小さなトラブルも続いた。
備品の管理ミスで開店準備がバタバタしたり、スケジュールの連絡が漏れてキャストに迷惑をかけたり。
どれも「仕組みの甘さ」から来ている。
私がいなくても回る店にしたい、とずっと言い続けている。でも現実はまだ、私が見ていないと抜ける部分がある。
悔しいし、情けないとも思う。
でも、それを直視しないと何も変わらない。
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今日の午後、SUGAR&SPICEに少しだけ顔を出した。
特に用事があったわけじゃない。なんとなく、現場の空気を感じたかっただけだ。
キャストが笑いながら準備しているのを見て、「あ、ここは今ちゃんと機能してるな」と感じた。
その空気感は数字には出ない。でも、一番大事なものだと思っている。
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現場には毎日、想定外がある。
思い通りにいかないことも、判断に迷うことも、正解がわからないことも、全部ある。
それでもこの仕事が好きなのは、たぶん「人が動いている場所」だからだと思う。
キャストが笑っていて、お客さんが「また来るね」と帰っていく。
その瞬間に立ち会えることが、正直まだ、飽きない。
今日もそんな1日だった。

