42歳、感謝を言葉にするのが下手くそな経営者の近況報告
感謝を伝えるのが、本当に苦手だ。
面と向かって「ありがとう」って言えない。照れるとかじゃなくて、言葉にした瞬間に軽くなる気がして、どこかためらってしまう。だから今日は、ブログという少し距離のある場所を借りて、素直に書こうと思う。
2026年も半分が過ぎた。
SUGAR&SPICEを開業したのが2021年。あの頃は製造業の経営をしながら「カフェをやってみよう」くらいの感覚で飛び込んだ。今考えると、無謀だったと思う。でも、その無謀さに付き合ってくれた人たちのおかげで、今はMimi、ユメヲカケル!と3店舗になった。
先週、久しぶりに3店舗を順番に顔を出した。
SUGAR&SPICEでは、キャストの子が常連のお客さんと笑いながら話していた。Mimiでは新しく入ったばかりの子が一生懸命メモを取りながら接客していた。ユメヲカケル!では、開店前の準備をスタッフが自分たちで段取りして進めていた。
俺がいなくても、ちゃんと動いてた。
正直、泣きそうになった。
「自分がいなくても回る仕組みを作ることが経営者の仕事」って、ずっと言い続けてきた。でも実際にそれを目の当たりにすると、寂しさと嬉しさが同時に来る。不思議な感覚だった。
キャストの子たちには、本当に頭が下がる。
こういう仕事は、お客さんと直接向き合う最前線にいる子たちが全てだ。俺は裏で動くのが好きだし、舞台に立つのはキャストの子たちであるべきだと思っている。だからこそ、安心して働ける環境を作ることが俺の役割だと思ってる。でも、それが十分にできているかと聞かれたら、まだまだだと答える。
今年に入ってからも、悩んだことは山ほどある。
SUGAR SPIRAL LIVEの全国ツアーも動いているし、八咫烏舎の事業として他のお店の支援もしている。イベントも音MABUSHIや推し撮りフェス、マルシェと続いている。やることが多いのは楽しい。でも、増えれば増えるほど「ちゃんと一つひとつを大切にできているか」という不安は消えない。
お客さんに対しても、同じことを思う。
大須に来るたびに顔を出してくれる人、遠くから足を運んでくれる人、キャストの子を応援し続けてくれる人。その一人ひとりの時間と気持ちを、俺たちは預かっているんだと思う。「好かれる店」より「信頼される店」を作りたいと言い続けてきたのは、そういう理由からだ。
派手な言葉じゃなくて、積み重ねで信頼は生まれる。
42歳になった今も、それだけはブレずに持っていたい。
下半期も、地味に、真面目に、やっていきます。

