2026.06.04

5年前の目標が現実になった時、新しい夢が見えてきた話

今日は少しだけ、自分の成長を実感した一日だった。

2021年にSUGAR&SPICEを開業した時、僕が描いていた「理想の姿」に、今の自分がかなり近づいているんだなって気づいたんです。

当時の僕は、正直言って何もかもが手探りでした。製造業の経営経験はあったけど、接客業は全く別物。キャストさんたちとの距離感も、お客さんとの関係性も、全部が新しくて。毎日が試行錯誤の連続だった。

「キャストが辞めたくないお店を作りたい」

これが僕の最初で最大の目標だったんですが、当時はそれがどれほど難しいことなのか、実はよくわかっていませんでした。

今振り返ると、あの頃の僕は「仕組みを作る」ということの本当の意味を理解していなかった。自分がいないと回らない状況を作ってしまって、結果的にキャストさんたちにも負担をかけていたと思います。

転機になったのは、昨年の夏頃でした。ある日、2店舗目のMimiで問題が起きた時、僕が駆けつける前に、キャストさんたちが自分たちで解決していたんです。それも、僕が普段伝えている「お客さんを大切にする」という方針に沿って。

その時初めて、「あ、仕組みが機能してる」って実感しました。

今では3店舗とも、それぞれのお店に合ったやり方で、キャストさんたちが主体的に動いてくれています。僕は相変わらず舞台裏で動くことが多いですが、以前のように「自分がいないと」という焦りはなくなりました。

先月、あるキャストさんから「ここで働けて本当によかった」と言われた時は、正直うるっときました。5年前に掲げた目標が、少しずつ現実になっているんだなって。

ただ、成長を実感するたびに、新しい課題や目標も見えてきます。今の僕が目指しているのは、この業界全体がもっと良くなること。そのために八咫烏舎での活動や、大須コンセプトショップ協会での取り組みも大切にしています。

最近は「10年後、この業界がどんな風になっていてほしいか」をよく考えます。キャストさんたちがもっと安心して働けて、お客さんたちがもっと楽しめる場所になっていてほしい。そのために僕ができることは、まだまだたくさんある。

42歳になって思うのは、目標って達成した瞬間に新しいものが生まれるものなんだなということ。きっとこれからも、今の僕には想像できない課題と向き合うことになるんでしょう。

それでも今は、5年前の自分が描いた夢に少し近づけた実感があって、素直に嬉しいです。