2026.05.05

コンカフェ経営で一番難しいのは、実は「待つこと」だった

今日は子どもの日。祝日だけど、うちの3店舗は通常営業。連休中だからこそお客さんに来てもらいたいし、キャストさんたちも稼ぎ時だからと頑張ってくれている。

でも正直に言うと、経営者としてこういう日が一番ソワソワする。普段以上にお客さんが多いから、何かトラブルが起きないか気になってしまう。

午後2時頃、Mimiの店長から連絡が入った。「新人のAちゃんが、お客さんとの距離感で少し戸惑っているみたいです」。

すぐに店に向かいたい気持ちを抑えて、まずは店長に任せることにした。これが本当に難しい。経営者って、つい自分が前に出て解決しようとしてしまうんだよね。

でも最近気づいたことがある。僕が毎回出ていくと、店長やベテランキャストさんの成長機会を奪ってしまう。それに、現場の人たちの方が状況をよく分かっている場合が多い。

結果的に、店長が丁寧にAちゃんをフォローして、ベテランのBちゃんも自然にサポートに入ってくれた。夕方には「無事解決しました!」の報告。僕は何もしていないのに、チーム全体が成長している。

夜、SUGAR&SPICEを覗いたら、キャストさんたちが楽しそうにお客さんと話していた。「佐野さん、今日はみんな調子良いですよ」とマネージャーが教えてくれる。

ユメヲカケル!でも同じような光景。連休で忙しいはずなのに、キャストさんたちの表情に疲れが見えない。むしろ活き活きしている。

帰り道で考えた。僕が目指している「自分がいなくても回る仕組み」って、単にシステムの話じゃないんだ。現場の一人ひとりが自分で考えて、お互いを支え合える関係性を作ることなんだと思う。

3年前に1店舗目を開いた時は、毎日店にいないと不安だった。売上も気になったし、キャストさんたちのことも心配で仕方なかった。

今も心配は尽きない。でも心配の質が変わった。個別のトラブル対応より、「この子たちが長く働き続けられる環境を作れているか」「お客さんに本当に愛される店になっているか」という、もっと大きな視点での心配になった。

経営者の仕事って、実は「待つこと」なのかもしれない。現場を信じて、必要な時だけサポートして、普段は少し離れたところから見守る。

簡単そうで、これが一番難しい。今日もまた一つ、勉強させてもらった一日だった。