2026.09.20

42歳、秋の日曜日。感謝を言葉にしておきたくて。

正直に言う。最近、ありがとうと伝えるのが下手になってきた気がする。

忙しさを言い訳にしているわけじゃないけど、毎日なにかが動いていて、誰かに助けてもらって、気づいたら次の課題に向かっている。そういう日々を繰り返すうちに、「感謝する」という行為を後回しにしてしまっている自分がいる。

だから今日は、ちゃんと書いておこうと思った。

SUGAR&SPICE、Mimi、ユメヲカケル!の3店舗を大須で運営して、気づけば数年が経つ。

最初の頃は、正直なにもわかっていなかった。製造業の経営を長年やってきたから「人を動かすこと」には慣れているつもりだった。でも全然違った。コンセプトカフェという場所は、数字やルールだけじゃ動かない。スタッフ一人ひとりの感情が、そのまま店の空気になる。

何度も失敗した。キャストの子に「辞めたい」と言われて、自分の管理不足を突きつけられたこともある。お客さんからのクレームで、自分の認識のズレを知ることもあった。

そのたびに、誰かが助けてくれた。

現場を支えてくれているスタッフたち。毎週のように足を運んでくれるお客さん。取引先や協力してくれる業者さん。大須コンセプトショップ協会で一緒に動いてくれる仲間たち。SUGAR SPIRAL LIVEのツアーを一緒に走ってくれるみんな。

「佐野さんがいるから安心して働けます」と言ってくれるキャストがいる。その言葉が、一番うれしくて、一番重い。

うれしいのは、信頼してくれているから。重いのは、その言葉に応え続ける責任があるから。

近況を少し。

秋のイベントの準備が佳境に入っている。音MABUSHIや推し撮りフェスも動いていて、頭の中はいつも同時並行でパンク寸前だ。アイデアを出すのは好きだし得意だと思っているけど、それを形にするための細かい調整作業は、正直しんどい部分もある。

でも、完成したときの景色を知っているから続けられる。

お客さんが笑っている場面。キャストが「楽しかった!」と言っている顔。あの瞬間のために、しんどい工程も全部ある。

経営者は「仕組みを作る人」だと思っている。自分がいなくても回る構造を作ることが理想だ。でも正直、まだその理想には届いていない。今も自分が動かないと止まることがたくさんある。

42歳。まだまだ途中だ。

このブログを読んでくれているあなたへ。

お客さんなら、来てくれてありがとう。それだけで、続ける理由になっている。

キャストのみんなへ、毎日お疲れ様。あなたたちが辞めたくないと思える店を作ることが、自分の仕事だと思っている。まだ完璧じゃないけど、諦めていないから。

関係者のみなさんへ、いつもいつも本当にありがとう。

感謝は、言葉にしないと伝わらない。今日はそれだけ。