コンカフェって、10年後も存在してると思いますか?
正直に言う。これ、自分でもまだ答えが出ていない問いだ。
2021年にSUGAR&SPICEを開けた頃、「コンカフェ」という言葉を知っている人は今よりずっと少なかった。それが今や、大須だけでも毎月のように新しいお店が生まれている。良くも悪くも、業界が一気に広がった実感がある。
でも、広がることと、根付くことは別の話だ。
先日、Mimiのキャストの子と雑談していたとき、こんなことを言われた。「お客さんが最近、お店を『消費』してる感じがする」って。うまい言葉だなと思った。推しに会いに来るんじゃなくて、体験を消費しに来る。次の新しい場所に移るまでの、一時的な立ち寄り先になってしまっているケースが増えてきている気がする、と。
これ、キャストの子が感じるくらいだから、現場ではもっと肌感覚としてあるんだと思う。
翻って、自分はどうか。ユメヲカケル!を作ったとき、「ここじゃないとダメ」と思ってもらえる場所にしたかった。でも正直、できているかと問われると、自信を持ってYESとは言えない部分もある。
だから、同業者の皆さんに聞いてみたい。
あなたのお店は、「新しいキャストが来たから行く」じゃなくて、「あの場所が好きだから行く」と言われていますか?
これ、どちらが良い悪いという話じゃない。ビジネスとして考えれば、集客力のあるキャストに依存する形にも合理性はある。でも、その子が辞めたとき、お店はどうなる?その答えをちゃんと持てているか、ということだ。
自分がSUGAR SPIRALというアイドルの全国ツアーや、音MABUSHIみたいなイベントをやっているのも、結局は「点」じゃなくて「線や面」を作りたいからだと思っている。一つの接点じゃなくて、いくつもの入り口を作っておく。お客さんにとっても、キャストにとっても、関わり方のバリエーションを増やしておく。
それが正解かどうかはまだわからない。試している最中だ。
10年後のコンカフェがどうなっているか、誰にもわからない。でも、淘汰されずに残っているお店には、きっと共通点がある気がする。「人が好きで来る」んじゃなくて、「場所と文化が好きで来る」になっているお店じゃないかな、と。
読んでいる方の中に、コンカフェを経営している方や、これから始めようとしている方がいたら、ぜひ聞かせてほしい。あなたはどう考えますか?
自分もまだ、考え続けている途中だから。

