2026.09.29

コンカフェの現場って、こんなに泥臭い。それがいい。

経営者が現場にいると、邪魔になることがある。これ、割と本気で思っている。

昨日、SUGAR&SPICEに顔を出した。特に用事があったわけじゃない。なんとなく気になって、ふらっと立ち寄った感じ。するとキャストの一人が、常連のお客さんと真剣にボードゲームで勝負していた。白熱しすぎて、こっちが入る隙間もない。

最高だな、と思った。

私が「楽しそうだね」と声をかけたら、キャストは一瞬こっちを見て「あ、オーナー。ちょっと待ってください、今大事なとこなんで」と言って、すぐゲームに戻っていった。

これ、褒めたい。

オーナーが来たからって空気を変えなかった。お客さんとの時間を最優先にした。そっちの方がよっぽど大事だと、自分で判断して動いた。私の存在よりお客さんとの瞬間を選んだ、その判断が正しい。

現場って、こういう積み重ねでできている。

一方で、上手くいかないこともある。つい先週、スタッフとシフトの組み方でちょっとした行き違いがあった。私が「こういう形で調整できないか」と伝えたつもりが、現場には全然違う意味で届いていた。

私の言葉が足りなかった。それだけの話。

謝って、もう一回話し合った。仕組みで解決できる部分は仕組みにした。でも仕組みって、作るのは私でも、動かすのはキャストとスタッフだ。そこを忘れると、どんな仕組みも空回りする。

最近、ユメヲカケル!でも面白い動きが出てきた。キャストたちが自分たちでお客さんへの小さなサプライズを企画して、こっそり実行していた。私には事後報告。「オーナーに相談したら止められそうだったので」って。

……止めないよ(笑)。

でも、そう思われているということは、私がどこかで「判断を仰がせる空気」を作っていたんだと思う。それは反省している。キャストが自分で動ける店にしたいのに、自分がブレーキになっていたかもしれない。

Mimiは今、キャストの入れ替わりの時期で少しバタバタしている。新しい子が入ってきて、既存のメンバーとの空気感をどう作るか。これは時間がかかる。焦っても仕方ない。

コンカフェって、つまるところ「人と人の場所」だ。メニューも内装も大事だけど、そこにいる人たちの関係性が全部。お客さんが来るのはドリンクのためじゃなくて、あの子に会いに来ているわけだから。

キャストが辞めたくない店を作りたい。ずっとそう言い続けているけど、これが一番難しい。

正直、まだ完成形は見えていない。でも昨日のあのゲームの白熱した空気は、確かに本物だった。

それを守り続けることが、今の私にできる一番大事な仕事だと思っている。