コンカフェの舞台裏は、だいたいバタバタしている。
正直に言う。今日も現場はバタバタだった。
2026年10月20日、火曜日。大須の空気はすっかり秋になってきた。3店舗を掛け持ちで動き回る日々は、42になった今も変わらない。むしろ増えている気がする。
今日の午後、SUGAR&SPICEで小さなトラブルがあった。
新しく入ったキャストの子が、お客さんへの対応でちょっと詰まってしまったらしい。悪意はまったくない。ただ緊張して、言葉が出なくなった。それだけのことだ。でも本人は終業後、目を赤くしていた。
「ごめんなさい、私ダメで」って言うから、「そんなことない」って伝えたかった。でも安易な慰めも違うと思って、少し隣に座って話を聞いた。
ただそれだけ。それが一番大事なことな気がして。
コンカフェって、外から見るとキラキラしたイメージだと思う。かわいい服を着て、お客さんと楽しく話して、笑顔の仕事。それは本当のことだ。でも舞台裏は、人と人とのやり取りで成り立っている普通の職場だ。
キャストが緊張する日もある。しんどい日もある。思い通りにいかなくて落ち込む日もある。
そういう日に、店がどう動けるか。それが経営の質だと思ってる。
Mimiでは今日、ベテランの子がさりげなく新人をフォローしているのを見た。自分の接客をしながら、目で新人の状況を確認して、タイミングを見て一言添える。完璧だった。教えたわけじゃない。その子が自分で考えて動いてた。
ああいう瞬間を見ると、「この店、ちゃんと育ってるな」って思う。経営者冥利に尽きるとか、そういう大げさな話じゃなくて。ただ素直に嬉しい。
ユメヲカケル!は今日も独特の空気感だった。あの店はキャストのキャラクターが強い子が多くて、いい意味で現場が予測不能だ。今日も何かイベントの企画を自主的に話し合っていたらしい。報告を聞いて笑った。頼もしい。
3店舗それぞれ、空気が全然違う。それが面白いし、管理する側としては難しいところでもある。
「仕組みを作る人」でありたいと思ってるけど、現場に出ると毎回気づくことがある。仕組みで解決できないことの方が、まだまだ多い。
今日みたいな日は特に思う。
結局、人が人を支える構造が一番強い。それを邪魔しないことが、今の自分の仕事なのかもしれない。
目を赤くしてた子、明日また来てくれるといいな。それだけ考えて、今日は終わりにする。

