製造業からコンカフェまで。42歳で見つけた「本当にやりたかったこと」
今日は久しぶりに、自分の歩んできた道について書いてみようと思います。
製造業の世界にいた頃の私は、正直言うと「これが天職だ」と心から思えずにいました。もちろん責任感を持って取り組んでいたし、それなりの成果も出していた。でも何かが違う。そんなモヤモヤを抱えながら過ごしていたんです。
転機が訪れたのは2020年。コロナ禍で世の中が大きく変わる中、ふと立ち止まって考えたんです。「自分は本当は何がしたいんだろう」って。
その時に頭に浮かんだのが、学生時代にアルバイト先のカフェで感じた「あの感覚」でした。お客さんが笑顔になる瞬間。スタッフ同士で作り上げる一体感。そういう「人と人とのつながり」が生まれる場所を作りたい。そう思ったんです。
2021年にSUGAR&SPICEを開業した時、正直不安だらけでした。42歳での新しい挑戦。周りからは「なんでコンカフェなの?」って言われることも多かった。でも、実際に始めてみると、製造業で培った「仕組みを作る力」が思わぬところで活かされたんです。
製造業って、品質管理が命です。一つのミスが大きなトラブルにつながる。だからこそ、しっかりとした体制作りが必要になる。この経験が、キャストさんたちが安心して働ける環境作りに直結したんだと思います。
最初の頃は失敗も多かった。キャストさんとの意思疎通がうまくいかなくて、何度も話し合いを重ねたこともあります。お客さんのニーズを読み違えて、イベントが思うようにいかなかったことも。
でも、そのたびに学ぶことがあった。製造業時代は「完璧な製品を作る」ことが目標でしたが、コンカフェは違う。完璧じゃなくてもいい。むしろ、みんなで一緒に作り上げていく過程こそが価値なんだって気づいたんです。
今、Mimi、ユメヲカケル!と店舗が増え、SUGAR SPIRAL LIVEなどの事業も展開している。八咫烏舎として他の店舗さんの支援もさせていただいている。これって、製造業時代の私には想像もできなかった展開でした。
振り返ってみると、製造業での経験は決して無駄ではなかったんです。むしろ、今の事業の土台になっている。品質へのこだわり、チーム作りの大切さ、リスク管理の重要性。全部つながっているんです。
42歳で新しいことを始めるのは勇気がいりました。でも、「遅すぎる」ことなんてないんだなって今は思います。むしろ、これまでの経験があったからこそ、今のスタイルができたのかもしれません。
人生って面白いものですね。まさか自分がこんな世界に足を踏み入れるとは思ってもみなかった。でも今は、心から「これがやりたかったことだ」って言えます。

