5年後の景色が見え始めた。数字じゃない手応えの話
最近、5年後の自分たちがどんな景色を見ているか、なんとなく想像できるようになってきた。
数字で語れる成長ももちろんあるけれど、今日書きたいのはそういう話じゃない。もっと感覚的で、でも確実に感じている手応えについて。
一番大きいのは、キャストさんたちの変化だ。
昨日、Mimiの店長が「新人の子の研修プランを作りたい」と相談に来た。彼女、入店当初は人見知りで、お客さんとの会話も緊張していた子だった。それが今では、後輩のことを考えて、自分なりの教育方法を提案してくる。
ユメヲカケル!では、キャストさん同士で勉強会が自然発生している。接客スキルの共有会から始まって、今では将来の夢について語り合う時間になってる。僕が関与していない、彼女たちだけの時間。
これが「仕組みを作る人」としての理想に近づいている証拠だと思う。
お客さんとの関係性も変わってきた。
常連さんから「佐野さんの店は安心して通える」と言われることが増えた。派手さや話題性より、信頼を選んでくれる人たちが確実に増えている。
推し撮りフェスでは、他店のオーナーさんから「こういうイベントをやりたかった」と声をかけられた。SUGAR SPIRAL LIVEの全国ツアーでは、地方のファンの方から「名古屋まで会いに行きたくなりました」というメッセージをもらった。
業界内での八咫烏舎の認知度も上がっている。相談を受ける案件の内容が、単発の困りごとから、長期的な戦略についてのものに変わってきた。
でも、一番の手応えは「辞めたくない店作り」が形になってきていることかもしれない。
離職率の話は詳しく書かないけれど、明らかに変化している。何より、卒業するキャストさんが「ここで働けて良かった」と言ってくれる。次のステップへの応援を求められることも多くなった。
失敗もまだまだある。新しい試みは半分くらいしかうまくいかない。スタッフマネジメントで悩む日もある。42歳の頭では追いつかないスピードで業界が変化することもある。
それでも、5年前には見えなかった景色が確実に見え始めている。
大きな目標って、数字だけで測れるものじゃない。信頼される関係性、自走する組織、業界への良い影響。そういう「見えにくい成長」の積み重ねが、きっと5年後の景色を作っていく。
完璧な経営者になりたいわけじゃない。ただ、関わってくれる人たちが「あの時があったから今がある」と思ってもらえる存在でありたい。そのための手応えを、少しずつだけど確実に感じている今日この頃です。

