2026.06.07

5年目の今、素直に「ありがとう」と言いたい

おはようございます。6月の蒸し暑さが本格的になってきましたね。

今日はちょっと感謝の話をしたいと思います。SUGAR&SPICEを開業してから丸5年が経ち、気がつけば3店舗を運営するまでになりました。でも正直に言うと、ここまで来られたのは僕一人の力じゃありません。

先日、Mimiの常連さんから「佐野さん、最近顔色良くなりましたね」と声をかけていただきました。そう言われて気づいたんですが、確かに以前ほど眉間にシワを寄せて歩いていない気がします。開業当初は毎日が不安との戦いで、夜中に「本当にこれで良かったのか」と天井を見上げることも多かった。

今思えば、あの不安を支えてくれたのは間違いなくキャストさんたちでした。経営の素人だった僕に「お客さんがこんなことを言ってました」「こういう改善はどうでしょう」と積極的に提案してくれる。時には僕が気づかない店の課題を教えてくれる。彼女たちがいなかったら、今の3店舗はありませんでした。

お客さんにも本当に助けられています。ユメヲカケル!で先月行ったイベントでは、準備不足で当日バタバタしていたんです。でも常連さんが「手伝えることありますか?」と声をかけてくださって。結果的にお客さんと一緒に作り上げたイベントになりました。こんな関係性って、普通の飲食店ではなかなか築けないと思います。

八咫烏舎での他店舗さんとのやりとりも刺激的です。みんな真剣に「良い店を作りたい」と考えている。競合というより、同じ方向を向いて歩む仲間という感覚が強い。大須コンセプトショップ協会の理事として活動していても、エリア全体で盛り上げていこうという空気を感じます。

最近の僕は、各店舗を回りながら「仕組み作り」に集中しています。キャストさんが働きやすい環境を整える。お客さんに喜んでもらえるサービスを標準化する。僕がいなくても店が回るような体制を構築する。これが経営者の本当の仕事だと、5年かけてやっと理解できました。

失敗もたくさんしました。キャストさんを傷つけてしまったこともある。お客さんに迷惑をかけたこともある。でもそのたびに周りの人たちが支えてくれた。「稼げるコンカフェより、キャストが辞めたくないコンカフェを」という理念も、実はキャストさんとの対話から生まれたものです。

42歳になって思うのは、感謝って口に出さないと伝わらないということ。恥ずかしがらずに「ありがとう」と言える経営者でありたい。完璧じゃない自分を受け入れてくれるすべての人に、心から感謝しています。