2026.05.21

3店舗目から見えた「自分がいなくても回る仕組み」の現実味

経営者の理想って「自分がいなくても回る仕組み」だと思うんです。でも正直、3年前はただの綺麗事だと思ってました。

今年に入って、ようやくその手応えを感じられるようになった。3店舗それぞれに、しっかりとした「核」ができてきたんです。

SUGAR&SPICEは開業から5年。キャストさんたちが新人の子を自然に教えてくれるし、お客さんとの距離感も絶妙。僕が口を出さなくても、店の雰囲気を守ってくれる。

Mimiは2店舗目として苦労した分、キャストさん同士の結束が強い。困った時に相談し合える関係ができてる。これって数字には出ないけど、すごく大切なこと。

ユメヲカケル!は一番新しいけど、前の2店舗で学んだことを活かせた。最初から「キャストさんが働きやすい環境」を意識して作れたから、定着率が全然違う。

先週、体調を崩して3日間ほぼ店に顔を出せなかった時があったんです。以前なら不安で仕方なかったと思う。でも今回は「大丈夫だろう」って思えた。実際、何も問題なく回ってた。

これって小さなことみたいだけど、僕にとっては大きな変化。経営者として一歩前に進めた実感がある。

八咫烏舎の方でも、他の店舗さんから相談を受けることが増えた。「どうやって安定した運営を作るか」って質問が多い。僕なりの答えは「キャストさんを信頼すること」なんですが、これが意外と難しい。

任せるって、放置することじゃない。必要な時にはサポートして、でも普段は口を出し過ぎない。この距離感を覚えるのに、正直3年かかった。

大須コンセプトショップ協会の理事としても、エリア全体の成長を感じてる。お店同士で助け合う雰囲気ができてきたし、お客さんにとってもより楽しい場所になってる。

次の目標は、キャストさんたちが「ここで働けて良かった」って心から思える環境を、もっと確実なものにすること。売上も大事だけど、それ以上に人が大切。

42歳になって思うのは、経営って結局「人」なんだなってこと。仕組みも大事だけど、それを動かすのは人。信頼関係があって初めて、仕組みが機能する。

完璧な経営者になったわけじゃない。今でも迷うし、失敗もする。でも3店舗のキャストさんたちが、僕の背中を押してくれてる気がします。